複合汚染

有吉佐和子 昭和54年5月

複合汚染
複合汚染

裏表紙のコメントより
「工場廃液や合成洗剤で河川は汚濁し、化学肥料と除草剤で土壌は死に、有害物質は食物を通じて人体に蓄積され、生まれてくる子どもたちまで蝕まれていく・・・・・・。毒性物質の複合がもたらす汚染の実態は、現代科学をもってしても解明できない。」

本文から

農家の多くは、自家用の野菜や果物類には農薬を使っていない。種々様々な農薬の、どれが危険で、どれが安全か、もうわけが分からないので、自分たちの食物には農薬を一切使わないことにしている。(なにしろ安全な殺虫剤がもしあるとすれば、虫は死なないのだ。)

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今でもこの状況は変わっていないようです。農薬など使っているものは違うでしょうがイチゴとかブドウは激しいらしい。5回も6回も何か薬品につけるらしい。先日、イチゴ農家の人が言っていました。自分がが食べるイチゴには農薬とかかけないし、別の種類のイチゴを食べていると言っていた。市販されている大きくて甘いイチゴは危ないと言っていました。ブドウも昔のベリ-Aとかキャンベルとかは売ってなく、殆ど巨峰で、種無し巨峰もあり高額である。バナナに至っては一房100円から500円まで様々です。商品には、完熟とか日当たりとか、高額のものには書いてある。安価なものには何も書いてない。まずいけど安全とか、添加物が吹きかけられてるとか、書いてあればありがたいのだが。客は危険かもしれないが安いほうがいいかと、安い方から売れていく。悲しいことです。「複合汚染」が書かれたのが昭和54年といえば60年以上前の話です。日本人は何をしているのでしょう。また、何をしていたのでしょうか。

日本人は、日本の食品は世界一安全で安心だと思っていたのです。ところが、オリンピック等で使ってもらえるような世界の基準に適合しないため、今度のオリンピックでは輸入商品が大半となるだろうという話がある。また、日本の農業は世界でも一、二を争うぐらいの農薬消費国らしい。農薬販売にはJAが最大の販売人らしいのも皮肉である。JAは株に投資しガソリンスタンド、葬儀屋、結婚式場、保険屋、銀行屋となんでも経営している。更に、種・苗・肥料・農薬・耕運機・脱穀機・コンバインなどの農機具は何でも売っている。銀行まで持っているのだからすごい

小泉進次郎議員はJAと戦っているらしいが、この巨大な怪物はなかなか手ごわい。

2017年9月28日

仙元山 翔

食の安全は現代日本の喫緊の課題となりました。遺伝子組換え・残留農薬・放射能汚染・F1種問題と課題が山積しています。

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